コンテキスト学

源氏物語を思ふ

昨晩、源氏物語を扱った、歴史秘話ヒストリア「わたしが愛した光源氏〜“源氏物語”女たちのドラマ〜」を拝見しました。妻も源氏物語にたいへん興味を持っており、一緒に見ました。私は、一応専門は理系なのですが、理系の人間にとって、源氏物語は、こんな風…

まとめて提供するパッケージ化の力と仕事力

昨日は、AITC(先端IT活用推進コンソーシアム)http://aitc.jp/ の1年目の集大成である総会が開かれました。多数の方のご来場をいただき、ありがとうございました。この1年は、AITCの活動をどういう方向に持っていくかという議論から始めなければいけません…

固定財 と 流動財

先日、企業会計を用いて経営分析するお話をちょっとだけ書きました。総資産が大きいという量の尺度によって計る価値と、固定比率(もしくは流動比率)という質的な価値とがあることを考えました。量が大きくても質が悪ければよくありませんし、質が良くても…

モーツアルトを核にして その6

モーツアルトの活躍した時代、ヨーロッパはどのような時代だったのでしょうか?この作曲家のコンテキストを、最後に考えてみたいと思います。 モーツアルトは、ご存じのとおり、ザルツブルクの出身です。ザルツブルクは、その名の通り、塩の町。オーストリア…

モーツアルトを核にして その5

昨日は、ハイドンの確立したソナタ形式と、その一番の応用例である交響曲について書きました。ハイドンは交響曲を104曲も残しています。交響曲をこれほど大量生産した作曲家は、最初で最後でしょう。この連載の中心はモーツアルトですので。ハイドンとモーツ…

モーツアルトを核にして その4

昨日は、バッハ、モーツアルト、そしてビートルズという西洋音楽史上偉大なキャラクターについてお話ししました。今日は、モーツアルトのシリーズの中でありながら、一人の大作曲家に焦点を当てたいと思います。ヨーゼフ・ハイドン、その人です。バッハが西…

モーツアルトを核にして その3

むかし、「Love Story」という映画がありました。調べてみると、1970年の映画で、私が生まれた年の映画のようです。この映画は、別に映画館で見たわけではなく、学校の英語の教材として見た記憶があります。この主人公の女性が、音楽専攻の学生だったのか覚…

モーツアルトを核にして その2

さて、話を7月23日の続きである、モーツアルトにもどします。モーツアルトというのは常に注目されている作曲家ではありますが、私が特に印象に残っているのが、映画「アマデウス」です。私は映画を見る趣味があまりないのですが、この映画は映画館で観ました…

ただひとつ。

昨日、経営分析を例にして、エネルギーのエントロピーは「固定比率」のような意味があるのではないか?と述べました。今日はちょっとそれについて「いいわけ」がましいことを書いてしまおうと思います。固定比率の反対の概念として、流動比率と書いてしまい…

モーツアルトを核にして その1

今日は、趣味の話をしてみたいと思います。私の趣味は音楽です。基本的にクラシックが好きですが、ポップスやロックも好きです。歌うことが好きで、合唱のみならずカラオケも好きです。音楽が音学ではなくてよかったとつくづく思う今日この頃です。 さて、ク…

「立場」や「役割」といったコンテキストを明らかにするはなし

本日、研究室の茶話会にて、東京大学政策ビジョン研究センターの秋山昌範先生のお話を拝聴しました。先生は、医療の情報化と、電子カルテなどの電子記録から新しい医学的知見をえるためのご研究を熱心になさっています。本日のお話をたいへん興味深く拝聴し…

気象庁防災情報XMLの実証実験システム勉強会

今日は、先端IT活用推進コンソーシアムの会合で、気象庁防災情報XMLを使った実証実験の勉強会がありました。昨年、2010年3月10日に、これらの実証実験のお披露目会があったのですが、その時は、まさか、その1年後、2011年3月11日に、日…

自然災害と政治史

1年ほど前に、アイスランドの噴火がありました。たしか4月、5月とヨーロッパの空路が麻痺したと記憶しています。 アイスランドの火山噴火 東日本大震災での被害があまりにひどかったので、日本ではあまり報道されていないかもしれませんが、今年の5月21日に…

震災復興の課題とコンテキスト

大地震から、もうすぐ3カ月になろうとしている。復興が進んだ分野、全く進まない分野、様々だと思う。しかし、これによって、日本のどこに構造的な問題があるのか、少しずつ見えてきたと思う。あと1年ほどしたら、こういうことをちゃんと精査して、将来の日…

1783年の火山とコンテキスト

昨年、2010年の4月頃でしたか、アイスランドで火山が噴火して、ヨーロッパの空路がたいへん乱れました。そして、今年、2011年の今月1月には、日本の霧島で噴火が起こりました。先日、他のブログで書いた内容ともかぶりますが、 http://m-yumoto.cocolog-nift…

しがらみコンピュータ

新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。今年は、セマンティック技術を用いた、コンテキスト・コンピューティングシステムを、プロトタイプ的に設計して、実装してみたいと思っています。どのような業種や業務をシステム化してみる…

3つの"しがらみ"

3つの"しがらみ"私、私たちの"しがらみ"(my context、our context):第1人称のしがらみ あなたのしがらみ(your context):第2人称のしがらみ 彼、彼女、彼らの"しがらみ"(his context、her context、their context):第3人称のしがらみこの3つの"し…

データ爆発とコンテキスト

こんにちは。湯本正典です。 先端IT活用推進コンソーシアム(AITC) コンテキスト・コンピューティング研究部会(CC研究部会)で サブリーダをしています。この研究部会では、以下の計画で活動しています。 http://aitc.jp/wg/context/plan.html 現…

コンテキスト・コンピューティングを実現するための技術要素

こんにちは。湯本正典です。先端IT活用推進コンソーシアム(AITC) コンテキスト・コンピューティング研究部会(CC研究部会)で サブリーダをしています。この研究部会では、以下の計画で活動しています。 http://aitc.jp/wg/context/plan.htmlさて…

自然言語処理の「自然」とは?

こんにちは。湯本正典です。 先端IT活用推進コンソーシアム(AITC) コンテキスト・コンピューティング研究部会(CC研究部会)で サブリーダをしています。この研究部会では、以下の計画で活動しています。 http://aitc.jp/wg/context/plan.html 自…

私のコンテキストと私

こんにちは。湯本正典です。 先端IT活用推進コンソーシアム(AITC) コンテキスト・コンピューティング研究部会(CC研究部会)で サブリーダをしています。 この研究部会では、以下の計画で活動しています。 http://aitc.jp/wg/context/plan.html「…

コンテキスト学のすすめ

こんにちは。湯本正典です。先端IT活用推進コンソーシアム(AITC) コンテキスト・コンピューティング研究部会(CC研究部会)で サブリーダをしています。この研究部会では、以下の計画で活動しています。 http://aitc.jp/wg/context/plan.html 「コ…