人生学

この瞬間を懸命に生きる

あけましておめでとうございます。旧年中は、たいへんお世話になりましたこと、御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今日は七草ですので、さすがにまずいと思って、今年最初の記事を書いています。今年は、「この瞬間を懸命に生きる…

倉科の翁の経済論

今年の夏休みに、長野県の千曲市(旧更埴市)の倉科へ妻とともに旅行しました。結婚するまで私の本籍はここにありましたし、先祖の墓がここにあります。結婚の報告ということで、先祖の墓を詣でました。夕方、市の公民館にある浴場へ行った時のこと。風呂場…

忠臣蔵と坂の上の雲から老後を考える

今日は赤穂浪士の討ち入りの日です。忠臣蔵は日本でもとても人気のあるお話ですね。江戸時代、5代将軍徳川綱吉の時代、太平の世の中のお話です。江戸に勅使(京都からの天皇のお使いの方々)が下向なさいました。勅使の接待をするために、2人の地方の若い大…

電子化した情報では、まだ扱えないこと。

昨日は、リアルとバーチャルの話をしました。リアルの価値とバーチャルの価値とのギャップがバブルだと考えられるのではないか?として、リアルな現物と、金融・経済活動特に電子取引のバーチャルなお金との比較をしていみました。リアルというのは、私たち…

「てこと滑車」と技術と科学

科学技術に携わっていると、しばしば、社会的責任が問われることがあります。社会的責任が問われるとは、それだけ社会に与える影響が大きいということでしょう。影響が大きいとは、社会に浸透していることであり、それだけ使っている人やかかわっている人が…

「放射能と人体」を拝聴して

昨日、日本医学会・日本医師会合同フォーラム「放射能と人体」を受講しました。 http://jams.med.or.jp/forum/pdf_forum-poster_godo.pdf http://jams.med.or.jp/forum/index.html総合司会と序論を担当なさった、長崎大学名誉教授の長瀧重信先生のお話はとて…

まとめて提供するパッケージ化の力と仕事力

昨日は、AITC(先端IT活用推進コンソーシアム)http://aitc.jp/ の1年目の集大成である総会が開かれました。多数の方のご来場をいただき、ありがとうございました。この1年は、AITCの活動をどういう方向に持っていくかという議論から始めなければいけません…

41歳を迎えて

本日、41歳を迎えました。40歳の一年は、本当にいろいろとことがありました。しかし、なんとか無事に今日を迎えられたのも、周りで支えてくださっている方々のおかげと感謝しています。さて、昨年40歳を迎えたときに、下記のような文章を書きました。http://…

ジョブズよ! 「夢」をありがとう!

今日の通勤電車の中で、ジョブズの死去をしりました。仲間がFacebookに書いているのを読んで、第一報を受けました。正直ショックで、立ちくらみがしました。 私にとってジョブズは「夢」を与え続けてくれた人でした。大学院時代にMacintoshユーザとなりまし…

野田佳彦さんと小沢一郎さん

本日、野田佳彦新首相が誕生するようです。昨日の民主党代表選挙は、とても劇的でした。そして、野田さんの、数々の名言が一緒に残りました。相田みつをさんの詩を引用した「どじょうが金魚のまねをしてもしょうがねえじゃないか。」。いいことばですね。「…

モーツアルトを核にして その6

モーツアルトの活躍した時代、ヨーロッパはどのような時代だったのでしょうか?この作曲家のコンテキストを、最後に考えてみたいと思います。 モーツアルトは、ご存じのとおり、ザルツブルクの出身です。ザルツブルクは、その名の通り、塩の町。オーストリア…

モーツアルトを核にして その5

昨日は、ハイドンの確立したソナタ形式と、その一番の応用例である交響曲について書きました。ハイドンは交響曲を104曲も残しています。交響曲をこれほど大量生産した作曲家は、最初で最後でしょう。この連載の中心はモーツアルトですので。ハイドンとモーツ…

モーツアルトを核にして その4

昨日は、バッハ、モーツアルト、そしてビートルズという西洋音楽史上偉大なキャラクターについてお話ししました。今日は、モーツアルトのシリーズの中でありながら、一人の大作曲家に焦点を当てたいと思います。ヨーゼフ・ハイドン、その人です。バッハが西…

モーツアルトを核にして その3

むかし、「Love Story」という映画がありました。調べてみると、1970年の映画で、私が生まれた年の映画のようです。この映画は、別に映画館で見たわけではなく、学校の英語の教材として見た記憶があります。この主人公の女性が、音楽専攻の学生だったのか覚…

モーツアルトを核にして その2

さて、話を7月23日の続きである、モーツアルトにもどします。モーツアルトというのは常に注目されている作曲家ではありますが、私が特に印象に残っているのが、映画「アマデウス」です。私は映画を見る趣味があまりないのですが、この映画は映画館で観ました…

モーツアルトを核にして その1

今日は、趣味の話をしてみたいと思います。私の趣味は音楽です。基本的にクラシックが好きですが、ポップスやロックも好きです。歌うことが好きで、合唱のみならずカラオケも好きです。音楽が音学ではなくてよかったとつくづく思う今日この頃です。 さて、ク…

「独創性」について考えてみる。

独創性とは、何か?ということは、よくみなさんで議論されることが多いと思います。独創性とは、突拍子もない考えなのでしょうか?突拍子もない考えでよければ、たとえば、日本で平安時代に、携帯電話の原理を思いついたとしたなら、それは、独創的と言える…

コンピュータと人間、そして神。

コンピュータができたとき、フォン・ノイマンが、それを指して「世界で2番目に頭がいい」と言ったそうである。その時のコンピュータの能力は、今のスマートフォンより劣る。今では、スマートフォンが世の中に溢れているから、残念なことに、頭がいい人間の価…

ケインズ経済学と奈良の大仏

不景気になると、公共投資によって景気を回復させようというお話がよく出ます。 イギリスの経済学者ケインズの時代も不景気だったらしく、「雇用、利子、貨幣の一般理論」で、公共投資が不況克服の一手段であることを示唆しているそうです。これを実践したの…

技術を活用するための「モラル」

原発事故では、東京消防庁の放水が、きわめて有効で、冷却できました。みなさまに、敬意を表します。このような原発の危機を、どのように乗り越えるのか? まれにみる事態であり、各国のお手本になると思います。このような中で、ITが有効活用されている場面…

簡単な質問

いろいろな会合に出席させていただいて、さまざまな方の講演を拝聴しています。講演の後に、講師の先生に質問させていただける場合もあり、この質問時間はとても貴重な時間と私は思っています。私も僭越ながら、ときどき質問させていただきます。そのときに…

モラルとスキル、働くことと稼ぐこと。

現代は、サービス業(第3次産業)の時代です。IT業界でも、サービスが重要とされています。では、サービス業で重要なことは何でしょうか? サービス業で、高収入の職業を思い浮かべてみると、ちょっと想像がつくかもしれません。私は、「モラル」だと思っ…

40歳、40年。

私は今日で40歳になりました。日本では、60歳が還暦で、人生の節目と考えられていますが、私は、40歳、40年というのは、非常に大事な年数であると思っています。たとえば、論語では、40歳は「不惑」といいますし、リンカーンに言わせると、「顔に…

仕事と情報

仕事をすると情報(のチャンネル)が増える。情報(のチャンネル)が増えると、仕事が増える。そういう単純なスパイラルである。

今期の成果

今期も今日で終わり。今期の成果はセマンティック。大分挑戦させていただいた。来期も挑戦したい。それから研究テーマをひろげたいなあ。いろいろと。夢のある研究をしたい。経済物理とか。

師の言葉

今日は、2人の師からお言葉を頂いた。「会社の師」と、お昼をご一緒した。「成功するには、自分が自分をいかにモチベートし続けるかがカギ。」と教わった。夜は、出身研究室の同窓会で、「大学院時代の師」からお言葉を頂いた。大学院の博士論文がすばらし…

問題意識と知識

先日、会社の役員の方から教えていただいたこと。「問題意識なく習得した知識は、脳みそをすり抜けていく」。確かに、何か問題意識がないまま習得した知識は身につかない。大人になるとなおさらそうだ。問題意識とか、好奇心とか、そういったものがないと知…