しがらみコンピュータ

新年のご挨拶を申し上げます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

今年は、セマンティック技術を用いた、コンテキスト・コンピューティングシステムを、プロトタイプ的に設計して、実装してみたいと思っています。どのような業種や業務をシステム化してみるかは、少し試行錯誤的に考えてまいりたいと思っています。特に、日本のオープンガバメントを見越して、公共的な統計データや資料を個人がいかにして活用するか?そして、活用するためには、どういうシステムが好ましいか?考えてまいります。

さて、コンテキストというのは、簡単に言うと、どういうことなのでしょうか?日本語訳は、文脈とか背景とかそいううことなのですが、わりと適切な表現として、「しがらみ」という言葉があると思います。なにか、自分が社会の中で生きていく過程で、どうしても切り離せない諸事情のことです。

ユビキタス・コンピューティングのことを、「どこでもコンピュータ」とおっしゃったのは、坂村健先生だったと思います。
コンテキスト・コンピューティングのことは、「しがらみコンピュータ」と呼んでもいいのだは?と私は思っています。