2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「キャズム」を越えていくApple

新技術が普及していく過程で、乗り越えなければいけない「谷」があります。それを「キャズム」と呼びます。ジェフリー・ムーアが提唱して注目を浴びました。 イノベーションとは、新技術の開発とその普及であると私は思っているので、イノベーションのために…

第24回セマンティックウェブとオントロジー研究会

下記の研究会で、口頭発表をいたします。よろしくお願い申し上げます。 阪大溝口研究室と東大病院企画情報運営部の先生方の温かく親切なご指導のおかげで、なんとか口頭発表に漕ぎ着けました。御礼申し上げます。第24回セマンティックウェブとオントロジー研…

「独創性」について考えてみる。

独創性とは、何か?ということは、よくみなさんで議論されることが多いと思います。独創性とは、突拍子もない考えなのでしょうか?突拍子もない考えでよければ、たとえば、日本で平安時代に、携帯電話の原理を思いついたとしたなら、それは、独創的と言える…

真島圭先生のトゥインクルコンサート

昨年に引き続き、真島圭先生の、トゥインクルコンサートでの演奏を伺いました。 第15回トゥインクルコンサート 大泉ゆめりあホール / ゆめりあホール真島圭先生のピアノには、圧倒されます。去年も感じたのですが、譜面にとても忠実で、正確な技術で曲を演奏…

コンピュータと人間、そして神。

コンピュータができたとき、フォン・ノイマンが、それを指して「世界で2番目に頭がいい」と言ったそうである。その時のコンピュータの能力は、今のスマートフォンより劣る。今では、スマートフォンが世の中に溢れているから、残念なことに、頭がいい人間の価…

平重盛とサンデル教授

大河ドラマを毎週楽しみにしています。小学生のころから、大河ドラマが大好きです。近年の大河ドラマでは、歴史上の人物の日常生活も描きながら、その日常生活の中で、歴史的な大事件が、どのように起こったのかをよく描いていると思います。 今年の「江」は…

時々思いつく、物理学の仮説メモ その1

物理学の根本的な問題として、観測問題がある。観測者と被観測系との切り分けの問題である。システムで考えると、システムの外と中とに分ける、ドメインの切り分けの問題とも捉えることができる。たぶん、一般には、観測者と被観測系との結合が弱いので、い…

ケインズ経済学と奈良の大仏

不景気になると、公共投資によって景気を回復させようというお話がよく出ます。 イギリスの経済学者ケインズの時代も不景気だったらしく、「雇用、利子、貨幣の一般理論」で、公共投資が不況克服の一手段であることを示唆しているそうです。これを実践したの…

ブドウの圧搾機と情報技術(IT)

http://www.amazon.co.jp/dp/4884123298 医療情報 医療情報システム編 新版 [単行本] 日本医療情報学会医療情報技師育成部会 (編さん) 8.2 医療情報学における研究の方向性 (大江和彦)大江先生に、御著のレクチャーをいただきました。 医療情報学の研究と…