めちゃくちゃな世の中

ゲームの理論は、自分も相手も、論理的に合理的に利益を得ようとする、という前提で、自分がいかに利益をあげるか?を問うているのだと思う。
自分が合理的な考え方をしても、相手がめちゃくちゃな、ランダムな答えを出すと、自分の利益すら危なくなってしまうのではなかろうか?
で、あまりにも合理的な相手には、めちゃくちゃで意味のない手を使うのも、時と場合によっては有効だと思う。
実際のゲームでは、よくあることだ。

めちゃくちゃは戦略ではないとゲーム理論の教科書に書いてあるけれども、世の中みんながフォン・ノイマンのような仕事ぶりではない。
最近、合理的な経済学が批判されている。個人は必ずしも合理的に判断しているわけではない。衝動買い、なんとなく買っちゃった、なんてこともあるだろう。それが、行動経済学の思想の基本である。