アイスランドの火山と異常気象は関係あるか?

アイスランドでの火山噴火がまだおさまらないようですね。現在でも、北アフリカ、スペイン、そしてトルコの上空まで、灰が飛んできているようです。
さて、アイスランドの火山噴火の歴史をつらつらと紐解いてみますに、結構興味深い、そして少し恐いことがあります。

1783年から約2年間、アイスランドのいくつかの火山が噴火したそうです。この間、世界中が、灰に覆われて、気温が低下、世界各地に飢饉を招いたそうです。
そして、その飢饉で、庶民の生活が苦しくなり、それから、約4年後の、1789年、フランス革命が起こります。できすぎた話のような気もします。もちろん、フランス革命は政治的理由が主な理由で起こったのでしょう。しかし、このアイスランド火山の噴火を発端とする、灰の拡散、気温の低下、農作物の不作、経済的不安定、が政治的不安定を引き起こしたことは、完全に否定できるわけではありません。その一方で、「風が吹けば桶屋が儲かる」というような、ストーリーであるようにも思われます。
そして、同じころ、日本では、1770年代から東北地方で飢饉が始まります。なんと、アイスランドの火山噴火があった、1783年、青森県の岩木木山と群馬県浅間山が相次いならず、地球環境システムも含めて)のどのような小さな要因も、ある現象の引き金になる可能性がある、ということがわかってきています。
こういうことをトータルで考えてみると、なかなか難しい問題です。

私は、過去でさえ明確に分析できないので、未来もわかりません。結局のところ、日々、着実に判断を繰り返して、地道に生きていこうと思います。 

以上。