人間は、インターネットの「スマートな端末」?

木曜日に、ソフトウェアジャパン2011で、喜連川先生の講演を拝聴しました。その中でたいへん興味をもったのが、インドでのスマートな農業の研究です。情報科学やインターネットをつかって農業の生産性をあげる際には、農場にセンサーを設置して、温度や湿度を判断し、肥料や薬や水をまくという方法を考えます。
しかし、ある研究者が考えたことは、農場の「教育を受けた農民」が、携帯電話で写真を撮って、データセンターにネットで送り、専門家が判断して、アクションを農民に指示するというネットワークです。つまり、ネットワークの一番スマートな端末として「人間」を考えたのです。

また、21世紀の歴史(ジャック・アタリ著)では、スマート端末をもった人間が世界中をめぐってビジネスをするグローバル化について述べています。

「スマート端末をもった人間」がネットワークの「スマートな端末」になっている?と、考えられなくもない時代です。